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日経×FT×ライゾマティクス 映像作品「Watt is Money?」グラフィック制作

ビットコインのマイニングと環境をテーマにした映像作品のグラフィックを制作

日本経済新聞と英フィナンシャル・タイムズ(FT)、日本を代表するクリエーター集団であるライゾマティクスは、代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコインのマイニング(採掘)と環境をテーマにした映像作品「Watt is Money?」を共同制作しました。
ナディアは、ライゾマティクス制作の映像、前半部分のインフォグラフィック制作を担当いたしました。

金融や暗号資産に対する新たな視点】
ビットコインは国や中央銀行のような管理者を持たない新たな通貨として2009年に登場し、世界に広がりました。コインの取引データを認証してブロックチェーン(分散台帳)に追加するマイニングの作業にはコンピューターを使った膨大な量の計算処理が必要で、消費電力は推計で年間90兆ワット(Watt)時を超えると言われています。

「Watt is Money?」では英ケンブリッジ大学による最新の研究データをもとに、マイニングがもたらす電力消費の仕組みや地球環境への負荷のビジュアライズ(可視化)を実施。日本経済新聞とFTによるビジュアル・データジャーナリズムの手法と、ライゾマティクスの映像・音楽表現を通じ、金融や暗号資産の未来を考える新たな視点を提供しています。

【視覚的に伝わりやすいデザイン】
マイニングがもたらす地球環境への負荷を表現した、ライゾマティクスのデータビジュアライゼーションプログラム映像に繋げるため、ナディアは映像前半でマイニングと電力消費の因果関係をわかりやすく説明するインフォグラフィックを制作しました。
今回の作品はスケールが大きく、一般的にイメージしにくい内容であることから、わかりやすく整理した映像構成に対し、デザインは視覚的に伝わりやすい表現を採用し、視聴者がマイニングについて感覚的に理解しやすい表現を意識しました。

※当プロジェクトは「DFA Design for Asia Awards 2023」Silver Awardを受賞しました
https://dfaa.dfaawards.com/en/winner/

Credit

Title
日経×FT×ライゾマティクス 映像作品「Watt is Money?」グラフィック制作
Date
2022.09.27
Client

株式会社フロウプラトウ

Producer

佐藤 ヒサオ

Designer

前田 直宏