日経社 新卒採用サイト
体験型新卒採用サイトへのリニューアル

日本経済新聞社グループの中核広告会社である日本経済社は、採用のマッチング強化のため新卒採用サイトリニューアルを実施しました。
ナディアでは、コンセプト設計から、デザイン、アニメーション制作まで、サイト制作を担当しています。
【採用課題の整理とヒアリング】
サイトリニューアルにあたり、まず新卒採用における課題整理からスタートしました。
学生から見た企業イメージや志向性のヒアリングを行った結果「広告業界らしさを期待する学生」と「トラディショナルな印象を持たれやすい企業像」のギャップに着目しました。そこで、日本経済社の強みである社会性や信頼性を活かしながら、学生が自分ごととして捉えやすいよう、コミュニケーションの設計を見直しました。
【体験として情報を届けるためのコンセプト設計】
コンセプトは「好奇心と探究心を体験として届ける」。
企業や社会の課題を解く仕事の魅力を、情報として伝えるのではなく“体験”として感じてもらうことを重視しています。
採用サイトでは情報量が増えるほど理解が分断されやすいという課題があるため、今回は階層的な構造ではなく、空間的な体験設計を採用しました。
「会社」「人」「仕事」をそれぞれ独立した3つの“島”として構築し、ユーザーが探索するように回遊できる導線を設計しています。
【空間として構成する情報設計とビジュアルデザインの工夫】
デザインフェーズでは、企業の社会基盤としての役割をインフラの風景に落とし込んだ「会社を知る」島、情報と人が多彩に交差するフィールドを描いた「人を知る」島、そして日経社で叶えられる仕事の広がりと可能性を表現した「仕事を知る」島など、それぞれのテーマを直感的に理解できるビジュアル設計を行いました。俯瞰視点と斜め視点を組み合わせた鳥眼図を採用することで、広がりと没入感の両立を実現しています。
【体験を成立させるフロントエンド実装】
実装では、飛行機に乗って旅をする体験をモチーフに、オープニング演出やスクロールに連動したパララックス表現を実装。複数の要素の速度やスケールを細かく制御し、離陸から探索までの一連の流れをシームレスにつなげました。静的なデザインだけでは成立しない「動きによる理解」を追求し、ユーザーが自発的に情報へアクセスしたくなるインタラクションを実現しています。
コンセプトメイキングからアニメーション設計までを横断的に進め、企業の魅力を再定義しながら採用コミュニケーションの新たな可能性を示す取り組みとなりました。