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富士通ゼネラル 家庭用エアコン「nocria(ノクリア)」キャンペーン用LP制作

消費者に「ノクリア」=「カビに強い」エアコンという強い印象を残すためのWEB施策

2003年に世界初フィルター自動清掃機能を搭載した家庭用エアコンとして発売された富士通ゼネラルの「nocria(以下、ノクリア)」。その後も、省エネ機能の向上や空気清浄機能の搭載、スマートフォンアプリとの連携など、目覚ましい進化を遂げてきました。
一方で、毎年数多くの新たなエアコンが発売される今、富士通ゼネラルでは、ノクリアのさらなる認知拡大のために、「エアコンの隠れカビ菌にも強い」というノクリアの特徴をより多くの方に訴求したいと考え、Web企画を実施。
多くの方にエアコンの「隠れカビ菌」の恐ろしさに気付いてもらい、カビに強いエアコン=ノクリアを連想させるため、ナディアではプロモーション用のホラー動画公開にあわせたLPを製作いたしました。
動画の公開時期は梅雨から夏にかけての一番カビが気になるシーズン。これまでのノクリアのCMやキャンペーンとは趣を変えて、視聴者により強い印象を残すプロモーションにチャレンジしました。

【コンセプト】
エアコンに生える「目に見えない隠れカビ菌」の恐怖をカビ男に擬人化。梅雨〜夏に気になるエアコンのカビと、同じシーズンである夏に盛り上がりを見せるホラーコンテンツを企画としてマッチさせました。
動画はホラーコンテンツとしての没入感を強めるため、一人称視点になっており、スクロールを進めるごとに恐怖心が高まっていく仕様にしています。

【没入感を高めるための工夫】
ファーストビューはユーザーが実際に部屋にいてエアコンのリモコンを握っているかのような一人称視点の画面になっており、自ら画面をスクロールすることで画面が進む仕様に。
その後、ユーザーがスクロールするたびにリモコンの液晶画面に異変が生じ、「なにかがいる」という不気味な文字が浮かび上がる演出の直後に動画が再生されます。
エアコン内部に潜む「なにか」の存在を感じさせる連続的な恐怖演出と、カビに関するデータを提示することでその危険性を強調。
さらに没入感を高めるために、サウンドエフェクトやノイズといった視覚・聴覚を刺激する要素を加えることで「カビ」の恐怖をより鮮明に印象付けています。
そして動画の終盤、恐怖演出が最高潮に達した瞬間に「カビに強いノクリア」というキャッチフレーズとともに製品情報のリンクを表示。
このタイミングでユーザーに強烈な印象を残しながら、効果的に製品への興味を引きつけています。

【各方面への配慮】
SNSでの拡散を想定し、デザインをモバイルファーストにしました。LP内の音声演出や挿入されている動画を踏まえ、サイトアクセス時に音声ON/OFF設定と注意書きを表示。ホラーコンテンツが苦手な方がサイトにアクセスした際に、離脱することがないように「心臓が弱い方はこちら」の案内とともに製品情報へのリンクを表示しています。

【公開後の効果】
動画公開後のXでの投稿は合計約208万PVを記録し、ホラー動画をフックに多くのユーザーを特設サイトへ誘導してノクリアへの関心を高める結果となりました。
また、ユーザーの反応も「ガチで怖い」「攻めてて面白い」「尖ってる笑」等の意見が多く、製品訴求だけでなくブランディングとしても富士通ゼネラルという企業をより身近に感じてもらうキッカケづくりとなりました。

Credit

Title
富士通ゼネラル 家庭用エアコン「nocria(ノクリア)」キャンペーン用LP制作
Date
2024.07.09
Client

電通東日本

Director

鳥羽 綾乃

Designer

鹿島 真奈美

front-end Engineer

許 維哲

Producer

小櫃 瑛里子/永井 晟士/鈴木 結菜